MINWEB[ミンウェブ]

みんな使えるWeb活用術『ミンウェブ』
by株式会社セルリア

フェイスブック

ツイッター

RSS

MINWEB[ミンウェブ]

みんな使えるWeb活用術『ミンウェブ』
by株式会社セルリア

フェイスブック

ツイッター

RSS

Webマーケティングにおける定量分析と定性分析の違い

Date: Category: Webソリューション活用
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「最近Webサイトの成長が鈍化している・・・でもGoogleアナリティクスでは原因がつかめない・・・。」

主にWeb担当者として数年働かれている方には、こういった悩みを抱えられている方がおおくいらっしゃるように思います。ひと通りGoogleアナリティクスを使いこなすことができ、数値データを利用した課題改善を何度も繰り返しサイトを成長させてきたご担当者様でも、こういった壁にいつかはぶつかります。

このような時、アクセス解析などの定量分析とは少し違った「定性分析」とよばれる分析手法で見えていなかった課題が浮き彫りになるかもしれません。

今回はあまり市場に認知されていない定性分析にフォーカスしながら、定量分析と定性分析の違いについて考察していきます。

定性分析と定量分析の違い

結論、Webマーケティングにおける定性分析と定量分析の違いについて以下のように考えています。


 ◯ 定量分析の価値・・・どこを直すかがわかる

 ◯ 定性分析の価値・・・どのように直すかがわかる


以下、定量・定性分析についてそれぞれの特徴と相違点について考察します。

定量分析、定性分析とは

定量分析とは

定量分析とは、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールによってユーザーの行動データを数値化・集計・考察することです。サイト分析データを軸にWebサイトの改善を行う際に利用されます。

メインで見ていくべき視点としては


 ◯ CV数、PV数、セッション数などのユーザーの行動割合を軸にしたデータ

 ◯ ランディングページや離脱ページなどページ単位でのデータ


といった点でしょう。結果としてサイトのどの部分が課題となっている箇所を見つけ出すことができます。

サイトを中心においた解析データを、自社で設定したKPIに照らし合わせサイトの改善に活かしていくことが定量分析になります。

定性分析とは

定性分析とは、ユーザーの視点にたち、サイトを訪れた理由やサイト内なぜそのような行動をとったのか、といったユーザー心理・行動を分析することです。

メインで見ていくべき視点としては、


 ◯ ユーザーはなぜこの行動をとったのか

 ◯ ユーザーは何を思ったのか


といった点だと考えます。結果としてユーザーにサイトがどのように思われているかを見出すことができます。

ユーザーを中心においた解析データを、定量分析でわかった問題箇所の改善策として活かしていくことが定性分析になります。

定量分析、定性分析でわかること

定量分析でわかること

様々な情報がえられる定量分析ですが、まず4つの例を見ていきましょう。

【定量分析でわかることの例】


 ◯ 集客チャネルの分析

 ◯ アドバンスセグメント

 ◯ コンバージョンプロセス

 ◯ マルチチャネルアトリビューション


他にも得られる情報としては膨大にあるかと思いますが、まとめるとユーザーの行動プロセスを任意のセグメントで情報をきりわけることができるのが定量分析の特徴といえます。

したがって、定量分析がわかることは以下の3つです。


 1. ボリュームゾーンはどこか

→CV数の多いランディングページはどれか

 2. ボトルネックはどこか

→離脱率、直帰率が高いページはどこか

 3. セグメント別にどんな傾向があるか

→どのメディアからの流入が多くCVしているか、新規と既存どちらがPVが多いかなど


この3つが見える化されることで、問題箇所(どこを直すか)を定義付けすることができます。

定性分析でわかること

定性分析に関しても、まずは例を思い浮かべてみます。

【定性分析でわかることの例】


 ◯ 直帰してしまう理由

 ◯ あるユーザーがCVしない理由

 ◯ 他のページに遷移しない理由

 ◯ 自社サイトと比較した他サイトでの行動


これら4つに共通して言えるのは、「その人にしかわからないであろう行動の理由」がわかるという点です。

即ち定性分析からわかるのは以下の1つだと考えます。


 1. ユーザーの心理

→なぜその行動をとったのか。


なぜそのような行動をとったのかがわかるようになれば、その結果を踏まえプラスのユーザー行動をもたらす具体的な改善策を企画することが可能となります。

アクセス解析の限界

定量分析と定量分析を比較した際に僕が感じる定量分析の限界は以下の3つです。


 ◯ 行動データしかない

 ◯ 過去・現在しかわからない

 ◯ 自サイトしか得られない


この3つの限界が、Googleアナリティクスではみつけられない本質的な課題を覆い隠してしまっているのではと思います。この定量分析では得られない情報を補完するといった意味で、定量分析とともに定性分析を行っていくことには大きく価値を感じます。

アクセス解析の限界を補完するツールの分類

よく行われている定性分析として以下の6つがあげられます。


 1. ヒートマップ

 2. ABテスト

 3. DMP

 4. ユーザーアンケート

 5. ソーシャルリスニング

 6. ユーザーテスト


以下、それぞれ概要を説明し、そのツールにおけるサービス例を取り上げます。

ヒートマップ

ヒートマップとは、特定の指標における情報の差異を色分けによってあらわす分析方法です。テレビなどでもよくみられるサーモグラフィーをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。Web分析の中では、クリック回数を指標とするクリックトラッキングのヒートマップと、マウスポインタの動きを指標とするマウストラッキングのヒートマップに分かれます。

【ヒートマップサービス例】


 ◯ クリックテール【https://www.ctale.jp/

 ◯ ユーザ・インサイト【http://ui.userlocal.jp/

 ◯ pt engine【http://www.ptengine.jp/


ABテスト

ABテストとは、Webサイトの一部において2つ以上のパターンのクリエイティブを用意し、どちらのほうがおい結果を得られるかをテストする分析手法です。サイトのどのような要素が効果を生んでいるのかが浮き彫りになり、主にCVR向上やクリック率の向上などの効果が期待できます。

【ABテストサービス例】


 ◯ DLPO Act【http://www.data-artist.com/dlpo/act/

 ◯ Optimizely【https://www.optimizely.jp/

 ◯ planBCD【https://kaizenplatform.net/?lang=ja


DMP

DMPとは、デジタルマーケティングプラットフォームの略で、インターネット上に蓄積された様々なログデータを一括管理するプラットフォームを呼びます。企業で導入する場合、自社サイトのユーザーデータや、入力フォームなどから取得した顧客データ、販売チャネルデータなどを一つにまとめ分析することができます。したがって、Web以外で取得したデータをWeb集客にやくだてることができますし、過去の顧客データを未来の広告戦略につかっていくことができます。

【DMPサービス例】


 ◯ freakout【https://www.fout.co.jp/

 ◯ intimet merger【http://corp.intimatemerger.com/


ユーザーアンケート

ユーザーアンケートとはその名の通り、Webサイトを実際につかっているユーザーにアンケートをとり、サイト分析に役立てる手法です。自社サイト内に多くの会員がいるサイトであれば会員に対しアンケートをとるケースが多いようです。

会員サイトでない場合もしくは会員サイトでも会員以外の意見が欲しい場合は、新規ユーザーに実際にサイトをつかってもらってその感想をアンケートと言う形で吸い上げる手法が一般的です。

現在クラウドソーシング業界の発展とともにWeb上で気軽にユーザーアンケートをとれるサービスが増えてきたように思います。費用も比較的安価なイメージなので、最初にトライしてみても良いかもしれません。

【ユーザーアンケートサービス例】


 ◯ Yahoo!クラウドソーシングサーベイドクター【http://crowdsourcing.yahoo.co.jp/special/owner/survey

 ◯ ポストコ【http://postco.jp/


ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、SNSを利用して顧客もしくは関係者の声を拾い上げ分析する手法です。Webサイトの改善だけでなく、プロダクトの改善やサービス提供方法の改善などサプライチェーンにおける様々なプロセスで分析内容を役立てることができます。(ソーシルマーケティングに関してはこちらでまとめています-SNS/ソーシャルマーケティングの分類と外注の際の注意点

【ソーシャルリスニングサービス例】


 ◯ 口コミ係長【http://www.hottolink.co.jp/service/kakaricho

 ◯ Social insight【http://social.userlocal.jp/


ユーザーテスト

Webサイトをユーザーに使ってもらって、フィードバックをもらう分析方法です。ユーザーの声を直に聞けるという点でもっとも本質的な課題を見つけられる可能性が高いといえますが、その分スケールしづらいというデメリットもあります。

【ユーザーテストサービス例】


 ◯ ビービット【http://www.bebit.co.jp/

 ◯ ポップインサイト【http://popinsight.jp/

 ◯ UI Scope【https://client.uiscope.com/


まとめ

今回は頻繁に疑問としてあがりやすい定量分析と定性分析の違いと利用方法について考えてみました。いかがでしたでしょうか。

定量分析から課題箇所をとらえ、仮説検証にユーザーテストを利用していくのが基本的な流れだと考えています。どちらが大事というわけでもなく、またどっちがどっちだか境界線もよくわからない話しではあるのですが、一つだけ言えるのは自社サイトの課題に則した分析方法を選ぶことでPDCA改善のスピードは大きく変わるということです。

自社サイトの成長に鈍化を感じるのであれば、今の分析方法では発見し得ない課題があるのかもしれません。アクセス解析のみを行っているのであれば、ぜひこの記事を機会に他の分析手法に関してもご興味をもっていただけたらと思います。

-カテゴリ:ユーザビリティ

Webマーケティング think the web

Date: Category: Webソリューション活用
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Webソリューション活用のウェブアクセル

最新記事一覧
カテゴリー

Webソリューション活用のウェブアクセル